高木琢也監督が開幕を前に目指すサッカーと選手に求めているものを語る。

いよいよJ2開幕を週末に控えたアルディージャ。チームを率いる高木琢也監督が目指すサッカーと選手に求めているものを語りました。

以下、抜粋して引用。

内容

目指すサッカー

 ―チーム作りのポイントはどこに置いていますか。

 高木監督 きめの細かさです。切り換えが遅かったり、リスタートで隙を与えるなど詰めが甘いと勝てない。チームはゲームを積み重ねながらつくっていき、自信を深めるもの。いまの段階では本当の意味の自信ではない。試合の中で相手の攻撃に耐えて、点を取れる形をつくれて初めて本当の自信がつく。隙を与えないことは、就任してから口酸っぱくいっている。

 ―どんなサッカーを目指しているのですか。

 高木監督 「J1でも戦えるチーム」に基準を置いていて、「J2のプレーでなく、J1の基準でやってほしい」と、選手にも言っている。例えば守備では、前線からボールを取りに行くのか、真ん中でセットして守るのか、リトリートして引いて守るか3つあるが、できるだけ高いレベルのプレーを求めていきたいので、最初からリトリートはあり得ない。そうしないとJ1に上がっても戦えないし、チームとしての力にならない。

スキを作らないJ1でも戦えるサッカーを構築中。練習はあくまで練習、本当の自信を身につけるのは実戦しかない、試合を通して成長させていきたいと考えているようですね。

 

選手に求めるもの

 ―選手にはどんなことを求めているのですか。

 高木監督 サッカーとしては、常にアクションを起こして攻める、守る、自分たちが動いてゲームを支配すること。精神的には常にチームを考えてほしい。これがないと、チームは勝てない。僕が言えば選手は応えてくれる。言わなければいけないことは言っていくし、遠慮はしない。そういうところも足りなかったのではないかと思う。

 ―外から見ていた大宮と、実際に指揮を執ってみた印象は違いましたか。

 高木監督 環境や施設はJ2の中では飛び抜けている。もっとチャレンジするチームにならなければいけないと感じている。おとなしい選手が多く、指示待ちしている感じがある。個人としても、チームとしてももっと進化する姿勢を持てば、もっといいプレーができる。そこが欠けている気がする。でも、昨年のことはわからないが、選手が話しだした感じがする。指示に対して反応がいいし、映像を見せればやろうとする。潜在能力は高いし、できることが多い。そういうところもしっかり見て選手を成長させたい。

– スポニチ –

自分たちで考えて声に出して、リアクションではなくアクションサッカー。長崎ではどうしてもリアクションに偏りがちでしたが、大宮の選手層ならボールを保持できると考えているようです。

 

昨季はロングボールを多用されて不発に終わったハイプレス。今季はどんな変化を加えて主導権を握りに行くのか。

管理人のひとこと

所沢栗鼠
残り5日!。

7 件のコメント

  • 言葉の端々から監督の醸し出す緊張感みたいなモノが良いですね。
    期待しちゃいます。

  • 途中経過なのでなんとも言い難い。勝ち点が増えれば皆、文句は言わん。負ければ叩かれる。状況を良く知っている監督なので試行錯誤・暗中模索して寡黙にチームを
    再建してると思います!

  • 解りやすい指示の監督。俺も仕事で自分からアクション起こそうと思います。(笑)

  • 去年がいかにぬるま湯だったか、よ~く解るね。
    今年が改革元年になるといいな。
    ビッシビシ頭と体を鍛えまくってほしいな。
    対フロントもね。
    で、監督自身はリアリストであってほしいぞ。

  • うちの可愛い息子たちを鍛えてやって下さい。
    ってか。