新体制発表会の森社長、西脇強化部長、高木監督コメントから編成ポイントを読む

昨日行われた2019シーズン新体制発表会。森社長、西脇強化部長、高木監督のコメントから今季の大宮アルディージャにおける補強ポイントを読んでみました。

以下、抜粋して引用。

内容

1月14日(月)、大宮の新体制発表会が行われました。コメントは以下のとおりです。 

– JsGoal –

大宮アルディージャ公式だと短く紹介されていましたが、jsGoalは全文書き起こししてくれているので、当日会場で聞けなかった方は必見。

 

森社長

目指すスタイルは、組織的であり攻撃的なサッカーを展開できるチームにしていくことと考えております。“言うは易く行うは難し”ということは十分に承知をしておりますが、21年目の今年をチームスタイル確立のスタートとなる年として戦っていくことをお誓いいたします。

組織的がポイントですね。

 

東京Vで見せつけられた組織力の差、そのあたりの差を埋めないと昇格は難しいと考えたのでしょう。クラブの指針として社長が話した以上、今季のキャンプでは相当チームプレーを鍛え上げていくことになりそうです。

高木監督

もう1つの意味が実は大事で、物事を始めたばかりの頃の失敗した経験や悔しさ、反省したこと、そういう恥をかかないためにも頑張ろうという意味もあります。このチームは、今シーズンでJ2での2シーズン目を迎えます。昨シーズンはチームとしての目的が達成できなかったチームだということになります。私もこのチームで新たな気持ちで戦えることを、後者の意味での“初心忘るべからず”を大事にして戦っていきたいと思っています。

わざわざ2つ目の意味(悔しさ、反省したことを忘れない)を話したことがポイントですね。

 

今季のオフ、高木監督の希望で「昨季の主力を残す方に重点をおいた編成をクラブに求めた」とみるべきでしょう。クラブもその期待に答えてマテウスのみの流出に抑えました。

西脇強化部長

1つは経験ある選手、ポテンシャルある選手を確保することです。(中略)もう1つは、競争・融合できる選手をピンポイントで獲得することです。2018年シーズンにおいてレギュラーとしてピッチで存在感を示した選手、多くの時間をピッチで過ごした選手を獲得することがポイントでした。

まずは高木監督の希望(昨季主力の残留)に沿って編成を行ったこと。そしてありがちな、「他クラブでベンチを温めている選手は今季あえて獲得しなかった」というのは結構大きなポイントではないかと。

 

出場機会を求めて誘った以上は起用しないといけない、その分既存の選手の機会を奪うことになりますので、成長に賭けたのではないかと。まぁ取りたくても断られてこんな結果になったのかもしれませんが…。

管理人のひとこと

所沢栗鼠
外国籍枠は1空けたままか…。

3 件のコメント

  • ここの人も超蹴球板の人もだけど、アルディージャの選手の個の力を過小評価しすぎてる。試合を現地で見たらアルディージャの選手達はJ2でみれば個の力はトップクラスなのは間違いない。特に大前は技術力はJ2でNo.1です。但し、今のJ2は個の力だけでは勝ち抜けないのは去年思い知りましたよね。間違いなく半端な組織力に個の力しかない去年のアルディージャに対し、劣る選手層でも圧倒的な組織力で凌駕出来るくらいにリーグ全体のレベルが上がってます。何故なら資金力の足りないクラブはそうするしかないから自ずとそうなったという話です。
    昨季のアルディージャは個の力はあったけど、組織力で負けた。対松本山雅FCや町田、POのヴェルディ戦は正にそれ。クラブ上層部も当然分析したはずだし、そう考えれば大半の選手を引き止め、チームとしての成熟度、上積みを優先した今季の補強作は納得です。
    前々から気になっていた、アルディージャのスタイルを確立する、と言う事を社長が名言した事も凄く嬉しい。
    あとは実行するのみです。

  • かいかぶりすぎでしょう。
    社長が昇格を誓ったり使命と言い切る以上、ハンパな戦力では許されませんよ。
    昨季の戦力は昇格を逃したんです。
    個々の能力を冷徹に見極めて弱点を補強するのが強化部の仕事です。悔しさをベースにした能力アップはその大前提でしかありません。
    戦国J2、現状戦力で昇格できるなんて考えるのは、あまりにも希望的観測すぎますね。多分、数々のオファーを断られただけでしょう。クラブの甘言に翻弄されるのは、いい加減卒業しましょう。
    ぬるま湯クラブには、サポーターも厳しく接しないと昨季の失敗を繰り返すだけですよ。この程度でいいやって、クラブになめられてるんですよ。