ベルデニック側(スロベニア側視点)による今回の解任劇1

先日解任されたベルデニック元大宮監督。
その後の日本の報道では、ほぼ一方的にベルデニック側に非があるように書かれ、それに対してベルデニックは何も語らず帰国していきました。

2週間経って、ようやく?今回の解任に関してベルデニック側に立った記事がスロベニアの情報サイト nogomania.com に記事が出ましたので訳して転載。(Web
※超掲示版☆あさん、いつもありがとうございます。

内容

ズデンコ・ベルデニックは同僚に追い落とされた
アジアでの混乱

 

ズデンコ・ベルデニックは大宮アルディージャで21戦無敗と言う輝かしい記録を達成したが、その後に5連敗も喫した。しかし、連敗に関わらず彼の日本人のスタッフによって彼の考えた構成はすでに否定されていた。

 

5連敗した​​後、大宮アルディージャは一切説明せずズデンコ・ベルデニックに対して突然の契約終了を伝えた。クラブの発表では、日本とスロベニア、独自の方法でそれを解釈する必要があるが、5連敗が原因と発表。解任時の時点で日本の1部リーグで優秀な成績(4位)につけるチームとしては衝撃の解任劇であった。

 

大宮アルディージャで、ズデンコ・ベルニデックは昨シーズン途中に就任、少しずつ日本人を理解、分析しシーズン最終節を前に幸運にも1部残留を果たすことができました。オフシーズンに大宮は大きな戦力補強は行わず、結局、昨年と同様の戦力で新しいシーズンは始まった。新しいシーズンは大きな記録を延ばしていきました。昨シーズンから引き続き無敗でリーグは進んでいき、21試合まで記録を延ばした。全てのチームは大宮の前に粉砕され、ついには首位に立ち、広島、浦和、名古屋、横浜といった強豪クラブに差をつけて輝いた。

 

しかし・・・ノヴァコヴィッチとズラタンという最高の選手が同時に怪我で離脱すると、チームに最初の敗北が来た。そして2連敗、3連敗、4連敗と連敗は進む。セレッソ大阪戦での敗北(5連敗)は致命的だった。ベルデニックが失脚すると、彼のアシスタントである小倉勉は即、監督に昇進した。

 

大宮アルディージャのような小さなクラブがシーズン途中で監督が交代することは、当然珍しいことではない。しかし基本的に全てのクラブでは勝利していれば解任されることはない。しかしクラブの上層部は今シーズンの無敗記録などの優秀な成績をベルデニックによる評価とはみなしていなかった。なんとクラブは彼の日本人スタッフを高く評価していたのだ。

 

日本人は世界の極東で、珍しく勤勉で静かで親切な人々です。しかし、日本人のこのような伝統的な価値観は近年弱体化し変化しています。 彼らはベルデニックが自分たちの肌に合わない人間と判断すると、連敗が始まるといい機会とばかりに即、彼を排除しました。私たちは、これが日本のやり方として大いに学ぶことが出来ました(皮肉)

 

彼の突然の解任劇は、彼が解任されることにより利益を得る人(どうみても小倉監督のこと)=彼の最も近い仲間(チームスタッフ)によって発生し達成された。

というわけで前編だけ翻訳。
別に新しい情報はなく、淡々と解任の内容が書かれていました。

しかし節々で「大宮のスタッフ陣(日本人)は汚い」と酷評しています。

スロベニア人的には、国の有名人監督が優秀な成績をおさめているのに解任されたということで、日本という国が理解しがたい国だと感じているようですね~。

 

ははは… こりゃ東欧系のスカウト陣の信頼を完全に失ったな…。
次回は小倉監督のTD左遷?時のチーム状況について書かれている箇所を訳します…。