高島屋にフットレリーフがあるほど大宮にとって特別な元監督、それが三浦俊也氏。
(監督で足型があるのは三浦さんだけ!)
そんな三浦氏による、今季の大宮分析と残留裏事情があったので転載~。(Web)
内容
大宮が残留争いに巻き込まれる理由
「11位は大宮」
――いつも残留争いを大宮はしてしまうのですが。
「大宮はある程度守備が安定しているけども、攻撃的にやろうとするといつも頓挫している。去年も前半調子が良くなかったのは攻撃に比重を置きすぎていたような気がします。そこでベルデニックが来てバランスをとるようになり、安定しましたよね。あとノヴァコヴィッチが当たりましたよ。不安なのは守備は河本が来て安定していたのですが、彼がいなくなってしまったことですね」
――大宮はシーズン中盤で崩れても後半にものすごい勢いで持ち直して残留します。この要因はどこにあるのでしょうか?
「今のJリーグは上位争いよりも残留争いの方が激しいです。繰り返しになりますが、ACLのインセンティブが低いが故に、1つでも上の順位に、というよりは降格したくないという気持ちの方が強くなってしまう。降格に関しては相当必死ですから。そういうところの危機感がより強く出ているんでしょうね。あと大宮は自分たちの強みである守備を意識したスタイル、いわゆる原点に戻れるのが大きいですね。残留争いも何度も経験していますし」
――三浦さんが監督をしていた時期にはなかったかもしれませんが、他クラブの選手が言うには、大宮は終盤の残留争いになると勝利給が倍額になって、それが発奮材料になっている、と。
「うーん、自分の経験からするとあまり関係ないけどね。目先の金銭よりも、残留したいという気持ちが強くなるので。勝利給を増やすことはどこのクラブもやっていることなので、あまり影響はないと思いますけども」
――なるほど。大宮は資金的に恵まれているためか、あまり試合に出ていない選手もすぐにクビになることもないので、精神的な余裕がいい作用を生んでいるのかもしれないですね。
ということで、なかなか現実的な順位を予想。(;^ω^)
東の移籍より、河本の復帰の方が痛手とみているようです。
あと残留争いに必要なのは目先の金ではなく経験、ってことなんですかね。守備重視に戻ればなんとかなるというのも、かなり大きいようです。
なお甲府の監督解任後は、現在はスカパーのオランダリーグの解説をやっているそうで、機会があれば、大宮の試合でも解説をやっていただきたいですね~。