ＭＦ:カウエは本当にレンタル中のアルビレックス新潟に完全移籍するのか？

Ｊ２：アルビレックス新潟にレンタル移籍中のＭＦ：カウエ。夏に移籍すると８月２６日の福岡戦から残り試合全てでボランチとしてスタメンフル出場、３ゴール１アシストでチーム降格危機から救う力になりました。

通常であれば、そのまま買い取りのハズ…ですがどうやらそうもいかなさそうな事情をまとめてみました。

内容

データ

まず Transfermarket によるカウエのデータ

推定年俸は６０万ユーロ＝約７０００万。大宮との契約は２０１９年１２月３１日まで＝完全移籍であれば違約金が発生。半年ではなく１年の契約残しての移籍金は相当高いと思われます。

大宮に必要な戦力か？

三門、大山の残留に加えて、ボランチを主戦とするバリバリＪ１レギュラー石川の加入、同じくユース出身で昨季水戸で全試合出場の小島の復帰、そして極めつけの金澤との契約更新でハッキリしています。カウエは来季の戦力構想からどうみても外れてます。

ＣＢの控えも高山の更新でなさそうだし、これで大宮の戦力構想に入っていると考えるのはかなり無理があるでしょう。

新潟は移籍金を払えるか？

では新潟は移籍金を払って獲得するのか…新潟の是永新社長の記事

――来季もJ2でプレーすることが決まりましたが、2年目はJリーグからの降格救済金1.3億円がなくなります。そこに対する施策はどのようにお考えですか。
「降格救済金の1.3億円。さらに今季は現状2.5億円程度の赤字見込みです。さらに諸々の減収を想定すると、収支を合わせるためには今季と比較して5億円程度の予算削減が必要です。収入を増やす手は尽くしますが、来季になって5億円がいきなり入ってくることを信じるのはあまりに楽観的だと思っています」

【全文を読む方は→ Blogola 】

昨季から予算５億マイナスと明言。

既にブラジル人４人は全員契約満了、若手有望株の原、宮崎をＪ１クラブに取られるなど確実に影響は出ています。カウエは欲しい…けど無い袖は振れないでしょう。新潟はボランチも欲しいが、ＦＷとＳＢの枚数が足りないため、カウエ１人に大枚を払えるか大いに疑問が残ります。

となると引き続きレンタルで…と行きたいところでしょうが、それは虫が良すぎる。新潟で戦力になった以上、他のクラブからオファーがあっても不思議ではない。新潟が今季も必要とするのであれば完全移籍で買い取る以外の選択肢はないでしょう。

みすみすライバルに戦力を渡すか？

そして一番重要なのが昇格のライバルに戦力を渡すのか？という点。

昨季カウエレンタルの時点で新潟は昇格の可能性はほぼなくなっており、なおかつ大宮との対戦は終わっていました。まともであれば新潟は有力な昇格候補、相手が欲しがる戦力を渡すぐらいであれば、多少の損は飲んでもＪ１もしくは海外に移籍させるのではないでしょうか。

以上のことから、私はカウエの新潟移籍はなく、松本や大分などにレンタルさせるのではないかなーと思ってます。

管理人のひとこと

そんなこと言ってて明日新潟移籍のリリースがでたら笑うな…。