今季大宮に新加入し、全試合ほぼフル出場を果たしているMF:家長昭博。しかし彼が暴れまわったといえる試合は第4節:仙台戦のみ。未だに彼の能力の半分も引き出せていないといってよい苦しい状況です。そこで彼の過去の経歴を見て彼が一番輝けるには一体何が大宮に必要かを調べてみました。
家長昭博のプロ人生11年で1番輝いたのは2010年のC大阪時代。G大阪からレンタルで加入し、J1:31試合に出場4ゴール10アシストを挙げてチームを3位導き当時スペイン1部:マジョルカへと海外移籍を果たしました。
当時のC大阪の基本フォーメーションはコレ。
簡単に紹介しますと、乾選手はドリブラー、清武選手は万能型、アドリアーノ選手はスピードタイプの点取り屋(身長175cm)、マルチネス選手は攻撃型ボランチ、アマラウ選手は守備型ボランチ、丸橋選手は左利きで縦にガンガン行きクロス。高橋選手はバランス型SB。茂庭、上本選手は対人型CB、キム選手はセービングは勿論、フィードも1級の攻撃型GKです。(違っていたらスイマセン)
この年のC大阪が動画にあったので引用。
内容
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=dLA1u-QMhSA[/youtube]
詳しい内容は PAL-9999氏のサイトに掲載されていますが、
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1・攻撃のビルドアップはボランチ(マルチネス選手)。
2・両SBが上がって高い位置をとり、左右SHが一人下がって中盤を増やす。
3・残った前の3人は動いてボランチからのパスを引き出す。
4・守備はCB2人とボランチ1人の3人で何とかする。
5・決定力のあるFWが必要。(決定力は期待できない)
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こんなかんじだったようです。
上記からまとめて、C大阪風に家長を活かすとしたら…
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1・ボランチにカルリーニョスか増田が必要。
2・今井と北斗 or 大輔は攻撃時に上がる必要がある。
3・家長がマークされたときに代わりとなる大剛が必要。
4・ボランチの1人は片岡か金澤が必要。
5・(※現状無理)
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こんな感じですかね?
大宮のSHたち(家長、ヨンチョル、大剛、富山、長谷川)は決定力が皆無。どうしてもフィニッシュはFWに任せないといけないのに、肝心のズラタンもラドンチッチも決定力が低すぎる。ここだけは夏に獲得するしかないでしょう~。
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長々書きましたが、結局のところ大熊監督のサッカースタイルと根本的に家長は合っていないと思うんですよね。もしラドンチッチだけ獲得して家長も橋本もいなかったら、中盤省略の部活サッカーでツマラナイけどもっと良い順位に居る気がする…。