相手から「見たことがない」と呆れられる大宮のバイタルエリア守備。

baitaru

一昨日のホーム新潟戦。一時は逆転するも即追いつかれて引き分け。両サポーターとも勝てたと思った試合でしたが、試合後の両チームのコメントを読むと大宮は引き分けが最高の結果だったと思えてきたので、抜粋して引用。

内容

 

まずは新潟:柳下正明監督のコメント。

戦い方としては前半が全てだなという感じです。全てというのは、早い時間に良い形で1点取って、そのあと全然ボールを取りにきてないのに攻め急いで、自分たちがミスして相手にボールを渡してしまっている。取りにこないなら、ずっとセンターバック2人で残り35分ボールキープしても良かった。それくらいやってほしかった。

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大宮はリードされているのにボールを取りに行かない!

コレは現地で見ててビックリしましたよ~。前半早々にリードした新潟が最終ラインでボール回してたら、なんと大宮の選手たち…見ているだけ!!

 

新潟の選手も混乱したんじゃないでしょうか。(^^;

まぁコレは焦りを待っていた、とかんがえることも出来るのかも…。

 

 

肝心なのはここから、新潟MF:田中亜選手のコメント。

田中が「あそこまで(バイタルが)空いているのはなかなかない」と驚いた

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これはまとめると本当にすごかった…。以下、キャプチャを掲載。

 

まず前半9分。左サイドを突破され松原選手にクロスを上げられ失点したシーン。

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実際に決めたのは赤丸上の田中亜選手ですが、赤丸の選手(岡本選手?)はフリー。たとえ田中選手が決めなくても、この選手に折り返されたら確実に失点してました。

 

 

続いて前半19分のシーン。

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先制されたとき同様、左からの松原選手のクロスに対しての守備。

バイタルエリアに新潟の選手が3人、それに付いている大宮の選手はゼロ!

 

これは川又選手が外してくれましたけど、シュート打ってくれと言わんばかりの守備ですね。新潟の選手もあまりにもフリー&スペース有りで戸惑ってます…。

 

更に前半27分のシーン。これが決まってたら試合は負けていた。

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右のキム・ジンス選手にパスを通されて突破。慌てて菊地がケアに行くが、祥平は川又選手のカバー。大輔がカバーしなきゃいけないのに、なぜか新潟の選手がいないファーサイドに走る大輔…。結果、赤丸の岡本選手はバイタルでフリーになりました。

 

 

エンド変わって勝ち越し後、即追いつかれた後半の同点シーン。

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成岡選手の折り返しに反応した岡本選手がゴール。

問題なのは赤丸部分。なんでここに大宮の選手が1人もいないんだ?

 

上記4つは全~部同じパターン。

相手突破→最終ライン全員付いて行く→バイタルポッカリ。

 

全て同じ! orz

 

そしてパターンその2(前から指摘されていること)

後半37分のシーン。

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フリーのレオ・シルバ選手の前に目の前にスペースがポッカリ…。

新潟の選手が赤丸スペースにボールを送り、レオ選手はドリブルで駆け上がって、楽々とミドルシュートを打てました。(こぼれ球をシュートされ江角が何とか防ぐ)

新潟で一番危険な選手をフリー&スペース上げるってどういうこと…。

 

画像はありませんが、後半15分にも、同様にレオ選手をフリーにして、前にスペースを与えてミドルシュートを打たれるシーンがありました。(江角がなんとか弾く)誰が誰に付くのか決まっていないためなのか、ときどきボランチの選手が上がると、なぜかフリーでシュートを打たせるシーンが1試合に数回有ります。全く修正できない。

 

いや~改めて本当によく引き分けられたな~ってのが感想ですね。相手FWの決定力の低さに助けられましたが、1つでも決まっていたら確実に負けていたでしょう。明日は早くもFC東京戦。一体どう修正するんだろう…。