移籍決断のFW:大前元紀「居心地のいいところでは成長できない」

昨日、大宮アルディージャへの移籍を決断した清水エスパルスFW:大前元紀選手。公式コメントとは別に、その胸中の一部をスポーツ報知に語ってくれていました。

以下、抜粋して引用。

内容

大前はこの日、静岡市内のクラブハウスで自主トレを行い、関係者にあいさつ。その後、報道陣の取材に応じ「感謝しきれない。サポーターがいなければ今の俺はいない」と清水サポーターへの思いを語った。08年に流経大柏高(千葉)から入団。独1部移籍はあったが、国内移籍は自身のキャリアで初となる。当初は「エスパでプレーすることを第一に考えていた」というが「全く知らない所でサッカー選手として挑戦してみたい気持ちが強くなった」と決断した。清水に対する愛着もあり、チームOBである日本代表FW岡崎にも相談したという。「居心地のいいところでやっていると成長できない」と助言も受けた。悩み抜いた末に新天地でチャレンジすることを決めた。在籍中、J1では163試合48得点、J2では29試合18得点をマーク。14年からは背番号10を背負い、16年は主将としてチームを引っ張ってきた。「正直、(アイスタの)あっち側(アウェー側)でアップしたり、ロッカールームを使ったりするのは想像できない」という。それでも「いいプレーをすれば『やっぱり元紀は出しちゃダメだった』って思ってもらえる」と表情を引き締めた。今季からは、清水の“ライバル”として立ちはだかる。

– スポーツ報知 –

清水に残れば今まで通りの仲間・スタッフと楽しくプレーできる。一方の大宮では知り合いもおらず、家長昭博選手の後釜として期待されている面もあり、清水時代とは別のさまざまな苦労が予想されます。…それでも敢えてこの逆境を選んだようですね。

広島の佐藤寿選手、川崎Fの大久保選手、横浜FMの中村選手、そして家長昭博選手など、各クラブの顔とも言えるような選手が一斉に異動した今オフのJリーグ。そのへんも彼の心情に影響したのかな…。

管理人のひとこと

所沢栗鼠
彼の決意に報いたいものですね。

3 件のコメント

  • 出しちゃダメだったっておかしい。
    清水は全力で慰留してたはず。
    金が出せなかったと思われるけどね。

  • きれい事はともかく、大宮は次善の選択肢だったということ⁉
    なんか複雑だなぁ(-_-#)

  • 大前選手は清水サポーターからかなりの怒りを買ったみたいですね