海外に優秀な人材が逃げるスロベニア

いよいよ移籍期間(7/19~8/16)が始まりましたね~。
J1でも甲府や鳥栖がブラジル人を獲得するなど、既に後半戦へ巻き返しを図るべく各チーム動き出しております。大宮はノヴァ、ズラタン、ヨンチョルは移籍させる理由がないので、カリンの去就だけに注目集まりますね。

 

verdenik

 

さて少し古いですが、スロベニアのスポーツサイトにベルデニック監督に触れている記事が有ったので少しだけ翻訳してみました。(Web

内容

海外に逃げる自国の人材、国内監督のイスは外国人が占領

 

金融危機にもかかわらず、スロベニアサッカークラブの半分は外国人監督。

独立したスロベニアのリーグの自国の監督は僅か40%、監督になるためにのエリート競争がここまで過小評価されている事はこれまでにない。「最大の金融危機でサッカー界は大きく混乱している、スロベニアのサッカーでこの大規模な異常を説明することは非常に困難である。スロベニアでのサッカー選手としての職業は完全に無視されてきている。これは差し迫った問題である。」
 

・(いろいろな例を出して嘆いている)

 

その一方で、非常に多くのスロベニア人が海外のクラブをリードしています。日本ではズデンコ・ベルデニックは大宮アルディージャを率い、マリヤン・プシュニクはアビスパ福岡(22クラブ中、現在8位)を率いています。

 


・(他のスロベニア人が率いる他国のクラブの話)

 

ある元監督は冬に国内からの新しいオファーを待っているときに国外のクラブとの契約に署名したあと、こう言った「またスロベニアから出ることになってしまったよ」

 

これは、スロベニアのサッカーの最大の危機が来ていると言ったプラスニカー氏と同じ考えで非常に興味深いです。彼(ある元監督)はスロベニアでの監督としての仕事を望んでいたというのに国外での仕事しかありませんでした。

ということで、あまり大した事は書いてありませんでしたが、どうもスロベニアの国内サッカー事情はあまりよろしくないことが記事の内容から伝わってきます。

 

スロベニアのサッカー事情について詳しく無かったのですが、自国のクラブの監督は外国人が占め、優秀な人材が海外に流出していることをどうやら嘆いているようです。そういえばベルデニック監督も「ホントはスロベニアのクラブがよかった」って言ってますからねぇ~。なにか国内の人間を軽視する傾向でもあるのでしょうか?

 

選手もA代表にはスロベニアリーグ所属選手はいませんし、スタッフも含めて国外流出が非常に深刻な問題になっているのかも知れませんね…。日本も人ごとじゃすまされませんなぁ~。

 

今のところ日本はスタッフサイドは岡田監督ぐらいしか海外でも有名な監督は出てきていませんが、いずれは西野監督なんかも海外に行っちゃうのかな~?既にどこの国も選手はガンガン流出してますし、僅かなリーグ以外はどこの国内リーグも大変ですね…。