アウェイ愛媛戦に破れ今季4敗目となった大宮アルディージャ。この日不在だったFW:播戸竜二の存在の重要性が改めて認識できましたのでまとめてみました。
内容
前節・勝利した愛媛:木山監督のコメント。
大宮の試合はたくさん見た。強いし、ずっと勝っている。ただ、(大宮が)内容的には(相手に)持って行かれている試合は相手がアグレッシブに来ている。それでも頑張って守れているから大宮は勝っている。傾向としてはアグレッシブにやっているチームが(大宮に対して)良いゲームをしている。
大宮が今季負けた4試合(助っ人抜きC大阪、前半戦千葉、東京V、愛媛)は全てハイプレスを仕掛けてきたチーム。やはりハイプレスチームは得意ではないのです。
とはいえ、他のハイプレスチーム(群馬、アウェイ栃木、ホーム岡山)には完勝とも言える内容で勝っているのもまた事実。選手は違うが同じ戦法を用いているのに、なぜここまで成績が違ってくるのか? 答えは単純。この漢が居ないから。
以下、彼が先発するようになった第12節:北九州戦以降のハイプレスチーム相手の対戦成績をちょっと並べてみます。
試合 | スコア | 播戸竜二 |
13節:群馬 | 2−0○ | 先発 |
18節:栃木 | 2−0○ | 先発 |
20節:東京V | 0−2● | ベンチ(プレー5分間) |
21節:長崎 | 1−0○ | ベンチ外 |
22節:札幌 | 3−2○ | 先発 |
23節:岡山 | 3−0○ | 先発 |
28節:栃木 | 1−0○ | ベンチ外 |
29節:愛媛 | 1−3● | ベンチ外 |
差がでました。
彼が先発していればチームは2点以上取れる、しかし居なければ1点しか取れてません。彼自身がゴールを取れなくても、いかに彼のプレー(ポスト、ワンタッチパス、ボールキープ他)が相手を疲労させているかがよく分かりますね〜。
そして播戸不在時に先発しているのは全てムルジャ。ムルジャはゴールは取れるが、あくまでも彼はワンタッチストライカー。ハイプレスチームとの対戦で相手が疲労する前に出ても活きないどころか潰されてしまいます。今後対戦を残す群馬、東京V、長崎との対戦に限って、慎太郎や富山を先発させるのもいいかもしれません。
確かにハイプレス型のチームには慎太郎の方がいいかもしれませんね。ただムルジャの得点力を捨てるのも勿体無いですよね。
オフザボールが巧みで得点力もまずまずのバンさんは本当に貴重な存在……
ムルジャの決定力は捨てがたい、しかしスペースがないと活きない。
前半はベンチで休んで、後半から暴れまわってもらうのがベストですよね!