見事なバンドトリックで勝利したアウェイ福岡戦。不動の左SB:和田拓也不在で挑んだこの戦い、試合後のコメントで彼の不在を見越して、しっかりと事前に対策をとっていたことが明らかになりました。以下、大宮&Jリーグ公式より抜粋して引用。
内容
まずは福岡GK:中村航選手。
セーフティーにやろうということなのでそうやって(長いボールを蹴って)いました。うちはターゲットになれる選手が前にいるので後ろから足下で組み立てていくことにはそこまでこだわっていないし、ボールを前に運べればいいと思っていました。
足元でのパス回しに不安のある福岡。中盤で細かいパス回しを求めず、今までどおりJ2屈指の高さを持つFW:中原貴に放り込むのがパターン。そしてコメントしてはいませんが、不動の左SB:和田から大屋へと変更した大宮の泣き所である「左SB:大屋」を狙って放り込んでいたのは明白でした。
そんな狙われた左SB:大屋翼は…
相手の3トップがサイドバックのところに取りに来るというのはミーティングでも言われていたので、しっかりミスしないようにというのと、そこをうまく外したら攻撃の起点になれると思っていた。そこで(ボールを)失わないようにというのは意識していた。前には(泉澤)仁がいるし、アキ(家長昭博)もいるので、自分が引き付けて出すことによってアイツらはマンマークか数的優位の状況になる。食い付かせて(からパスを)出そうとは思っていた。
バッチリ対策していた!
2月の公開練習試合:栃木戦でわずか16分で交代した醜態はどこへやら。大宮サポーターの不安を吹き飛ばすような落ち着いたプレーで相手をいなして攻撃の起点となり、渋谷洋樹監督から「素晴らしい活躍」と賞賛されるプレーを見せてくれました。
試合後のコメントは
今年、初めての先発でしたが、やれる自信はあったので普段通りゲームに臨めました。左サイドバックは、やっぱり和田の方がいいなって言われないように、自分らしいプレーを出すことを心掛けてプレーしました。今年初めての90分フル出場だったので、めちゃくちゃ疲れました。
と実に大屋らしいコメント。 (;^ω^)
しかし OmiyaVision では 今シーズン全くチームの力に慣れていない自分を不甲斐なく思い、なんとしてもこのチャンスをものにする という、強い想いを持ってこの試合に望んでいたことが分かる非常に気持ちのこもった熱いコメントが掲載されています。加藤、塩田、河本、横谷、播戸…みんな大活躍ですからね~悔しかったのでしょう…。
コレで不安だった左SBの目処は経ちましたね。後はJ1:柏レイソルに移籍したDF:今井智基選手の抜けた右SB。藤井 or 高瀬、はたまたコンバートでマテウス or 富山か…。できれば補強せずに現在の選手が台頭してくれるといいなぁ。