アウェイ長崎戦で決まった横谷繁の決勝FKゴール。そのFKについて横谷が誕生秘話などを明かしてくれていました。以下、公式より抜粋して引用。
内容
まずは公式より、FKを蹴る前について
横谷は「雨だったのでグラウンダーも考えたが、今週はあの角度で右上を狙う練習をやってきた。カルちゃん(カルリーニョス)もムルジャも蹴りたそうだったけど、僕も自信があったので蹴らせてくれと頼んだ。壁の作り方も、練習で塩さん(塩田)にアドバイスを受けて工夫した。練習では数本に1本の確率だったけど、本番で出て良かった」
この場面でゴールできるコースはだいたい3通り。
1.左に立つムルジャ&慎太郎に合わせる
2.直接左に蹴りこむ
3.右の壁を超えて落とす
雨で平均185cm超えの長崎の壁を超えて落とすという選択肢は薄く、2も左寄りに立てば防げるため、1の可能性が一番高かった。そのためGKは左に寄ってます。
主審が笛を吹くと横谷がキック。先には家長と横山が居てGKが見えないコース。2人は蹴った瞬間に屈んでコースを空けています。
カルリーニョスが蹴る可能性もあるため、最初からGKの反応が少しだけ遅れる。そして家長&横山がブラインドになって見えない。更に目の前のムルジャ&慎太郎がゴールに向かってダッシュしてくる! GKがシュートに反応できたのはボールが既に家長の頭を越した後でした。
直接ゴールに向かうボールが来たのでGKは飛びつく!!
しかし、反応が遅れているうえボールが速いため触れずゴール!
蹴った横谷だけでなく、カルリーニョスという存在、慎太郎&ムルジャの位置、家長&横山のブラインド…全てが結集した素晴らしいゴールでした!!。
塩田との練習についてはOmiyaVision で詳しく語っており、アドバイスどころか2人であの位置でのFKを特訓していたことが判明しています。第2GKでありながら、腐らずにチームに貢献する塩田…本当に彼が来てくれて良かった!
そして気になるムルジャFK志願話。こんなところにも彼の競り合いへの自信の無さが現れている気がしますね~。まだ監督は先発させる気なのかなぁ…。