夏に北海道コンサドーレ札幌に移籍したDF浦上選手。移籍の際にFW:杉本健勇と話した内容について触れている記事がありましたのでご紹介。
内容
「感情の揺れ動きは無茶苦茶ありました。数時間ごとに思いが変わったというか。残留した方がいいと思えば、数時間経つと、いや、これはチャレンジしないと後悔するっていうのが2日ほどグルグルと続きました。ただ、夏だったので決断の時間が本当になくて…」
そんな時に相談した一人が、浦上が兄貴と慕う杉本健勇。電話をすると兄は弟の悩みを瞬時に察知した。
「健勇君にはプライベートでも本当にお世話になりました。あの人は世間で思われているような軽い人じゃまったくないです。サッカーのことをめちゃくちゃ考えていて、あの人ほど色々な経験をしている人もいません。よく電話をするんですけど、僕が移籍の相談電話をしたらあっちもすぐに察したようで、『お前移籍やろ…』っていう一声から始まって…
健勇君はありきたりな言葉ではなくて、自身のこれまでの経験も踏まえながら『お前の好きにした方がいいで』って言ってくれて。それは僕にとっては本当に助けになる言葉でした。結局最後は自分自身の想いを信じるだけだなと。自分の性格的にも、チャレンジすることは好きだし、これまでの人生もそういう選択をしてきました。これは自分の現状を変えるきっかけになると、札幌への移籍を決意しました。そして、その瞬間から札幌のことしか考えていなかったです」
浦上選手と仲の良かった杉本。自身の経験含めて背中を押してあげたようですね。
移籍の結果、浦上は札幌で不動のレギュラーとなり活躍。しかし彼の移籍で空いた穴を埋めるべく獲得したイヨハは7試合でケガ、ガブもケガで離脱、濱田は未だ戻らず…大宮にとっては痛い退団となりました。
対戦相手となりましたが、J3降格からJ2昇格まで尽くしてくれた選手の一人。大宮サポーターはこれからもずっと応援することでしょう。
厳しい世界。