高木琢也監督が長崎時代のJ1振り返りと大宮でのチーム作り方法について語る

JBpressにて高木琢也監督が元日本代表DF:岩政大樹氏と対談。その中で長崎時代のJ1振り返りと大宮でのチーム作り方法について語っていました。

以下、抜粋して引用。

内容

長崎でのJ1について

高木:まず取り組みに関して言えば、以前の横浜FCの時と比べると、長崎で昇格した時のほうが、確固たるスタイルを持って(J1に)行けたと思います。それは、運動量では絶対に負けられないというところで、その走力を活かしたゲームは比較的できたんじゃないかなと思っています。

岩政:なるほど。

高木:ただ、やってみないと分からない部分もあって、(リーグ前半戦の)ひと周り目に関しては、(対戦相手から見て)長崎というチームはまだ分からない部分がありましたから、J1のチームは——基本的に自分たちのスタイルを出すチームが多いと思いますが——“対・長崎”については、こっち(長崎)のいいところを警戒せずに、どちらかというと、自分たちの良さを出そうとしてくれた。そうしたなかで、カウンターとか、いい形でボールを奪ったり、得点に絡むシーンを作れたんですけど・・・。(リーグ後半戦の)ふた周り目は、そこを乱されましたね(苦笑)。

– JBpress –

序盤はJ2昇格組なのでデータが無く上手く戦えた。しかしある程度データが揃い分析されると、いいところを潰される戦い方をされ、勝てなくなっていったようです。

 

実際に昨季長崎が五分の戦いができたのは4月まで。W杯による6月の中断期間後はまったく勝てなくなっていきました。大宮でJ1昇格を果たせた場合は、この悔しい経験を生かしてほしいところ。

大宮でのチーム作りについて

高木:選手の特徴を見てからでないと、たぶんチームは作れないでしょうね。自分の理想のスタイルに当てはまる選手はそういないと思うんですよ。ビッグクラブに行ったとしても、なかなかいない。だから、うまくなにかを加えていくことを考えたほうがいいかなと思っています。

岩政:なるほど。では、そのチームを作る時、最初に手を付けるのは、守備ですか、それとも攻撃ですか。

高木:攻撃ですね。プレシーズンで、全体の練習時間が“10”だとしたら、攻撃(の割合)は“8”じゃないですか。

岩政:へえ、そうですか!

高木:守備は“2”ぐらい。基本的なことくらいしかやらないですね。

守備ばっかりでは勝てませんからねぇ・・・。

 

昨季の長崎もですが、昇格しても苦しむのはだいたい攻撃面。J2で攻撃に磨きをかけた大分は躍進、守備重視の松本が低迷しているのも間違いなくココでしょう。

 

調子の出てきた大宮攻撃陣。このままゴールを量産して昇格まで突っ走っていきたいものです。

管理人のひとこと

所沢栗鼠
必読!

4 件のコメント

  • まず守備の安定がないと、上位進出は難しいと思うけど。
    攻撃は形に拘るよりも、個々の能力に負う部分が大きいかと。
    実際このチーム、チャンスにシュートが決まらないことがどれだけあるか。
    ホンネかね???

  • ネットを揺らしてナンボ。前節は6点はいけた試合。勝ち点が上がれば得失点差も意識するのは当然。決める時は決めるのは鉄則。

  • 3~4年かけていいからJ1上位に行けるクラブにして欲しい。高木さんならやってくれるはず。