少し前の 10/18 の記事ですが、セルビアのウェブサイト novosti.online にムルジャのインタビュー記事が掲載。その中で「契約」「現状」「ズラタンについて」触れていましたので抜粋して引用。
内容
所属するクラブ大宮は今1部リーグの当落線上に位置している…
M:今はそうだね。
日本のランキング(FIFAランキングかな)は既に下がっている。そんな国に数カ月前にセルビア・スーペルリーガ(セルビア1部)の名門レッドスターでストライカーを務めて得点王に輝いた君は行ってしまった。
M:私は多くの国に行ったことがあるが、愉快で楽しく優しさに触れたことに私は出会ったことがない。しかし私は間違っていたことを認識したよ。 もちろん、私はここで以前試合をしたことがあるんだけどね。
(2010年親善試合:日本VSセルビアでムルジャは来日したことがあり)
2015年末までの契約?
M:私はこのクラブとの契約が長く保たれることを願っています。 コーチもスタッフは私を信頼してくれているしね。しかしこのリーグではブラジル人が最高の年俸を得ています。 我々はそのポジションを脅かすことはできません。
(フォルランは別格なので2位のマルキーニョス選手(1億5千万円)のことかな)
ムルジャとの契約は2015年12月末までで確定~。とはいえ降格したらこういう契約は選手側で無効にできることが多い。今季で契約が切れるズラタンともども彼らのプレーを来季も見るために、なんとか残留を勝ち取りたいものですな~。
続いて残留争いしている現状について
大宮は1部に生き残ることができると思いますか?
– 常に肯定的に考えています。
(省略:10/18時点の残留争いに触れる)
どのような基準であなたは残留できると考えているのですか?
M:このリーグでは何も難しいことでないべきではありませんが、クオリティとスケジュールは大宮の側にある。しかし、我々はゲームからゲームに行くしかなく、長期的な計画は立てれていません。
いやはや、分かってはいましたがやっぱり現状は次の試合を如何に勝つかで精一杯。長期的な展望なんか立てられていないんですね~。相手の対策に追われてて大宮独自のカラーを出す余裕なんて無い、試合が本当に綱渡りの戦いなんですね。
最後にズラタンについて。
ズラタンと貴方は同じ7ゴールでクラブの得点王ですね?
M:それはたまたまそうなだけです。誰かが決めればいい。
スロベニアン(ズラタン)は25試合出場し、はるかに多くのチャンスをもらっていましたね?
M:そうですね、私は約半分の11試合出場ですね。
彼とチーム内でライバル関係にありますか?
M:絶対にありません。 我々は偉大な友人です。 それが効率的であるかどうかは無関係ですけど。しかし、このことは大宮を残留させるために不可欠なことです。
気になっていたセルビアとスロベニアという出身国の違い。それぞれの独立の経緯から正直仲が良いとは言いにくい国同士ですが、そこに国民感情は持ち出さずお互いチームの為に尽くしてくれているようです。やっぱり2人ともプロですねぇ。
しかし、何かとセルビアのメディアは比較したがるのが目につきますね。よっぽど自分の国の得点王が日本に行ったのが気に入らないんでしょうな…。