大宮アルディージャはJ1に残れるか?

さいたまダービーも終わり、今週末は天皇杯で一休み。

 

今年の降格争いは大混戦、特に15,16,17位が勝点並ぶのは、過去7年では無い。

勝点で順位の予想ができんのなら「得失点差」に注目して調査。

24節終了時の1シーズン制になった2005年からデータを並べてみた。
すると勝点では一致しないが、得失点差なら似た年があった。

 

●2011年●

順位 チーム名 勝点 得失点 得点 失点
13 浦 和 28 ±00 31 31
14 新 潟 28 -02 25 27
15 大 宮 28 -09 25 34
16 甲 府 21 -22 27 49
17 山 形 17 -17 20 37
18 福 岡 12 -35 19 54

甲府、山形、福岡がぶっちぎりで弱かったので参考にならず。

最終勝点:甲府33、福岡22、山形21

 

●2010年●

順位 チーム 勝点 得失 得点 失点
13 仙 台 27 -05 29 34
14 大 宮 27 -07 21 28
15 神 戸 23 -11 22 33
16 F東京 21 -07 22 29
17 京 都 15 -20 22 42
18 湘 南 15 -27 26 53

京都、湘南でほぼ降格2枠確定なシーズン。
神戸とFC東京が最後まで争って東京が落ちた。

最終勝点:東京33、京都22、湘南21

 

●2009年●

順位 チーム 勝点 得失 得点 失点
13 横浜M 31 +05 30 25
14 大 宮 30 -04 29 33
15 山 形 27 -03 27 30
16 千 葉 22 -13 23 36
17  柏 22 -16 27 43
18 大 分 10 -25 15 40

大分が1弱で15位と16位の勝点差5。
ただし得失点差を見ると山形の-3に対し千葉は-13という大差。
この年はこのまま柏、大分、千葉が降格。

最終勝点:柏34、大分30、千葉27

 

●2008年●

順位 チーム 勝点 得失 得点 失点
13 東京V 31 -02 34 36
14 清 水 31 -03 30 33
15 横浜M 27 -01 25 26
16 磐 田 26 -07 28 35
17 千 葉 21 -18 20 38
18 札 幌 17 -18 27 45

ジェフの奇跡の残留」な年。
千葉がこの後6連勝!なぜか東京Vが順位を一気に下げて降格!
また入れ替え戦があったので、降格枠は実質2.5。
(16位の磐田が勝利で残留)

最終勝点:磐田37、東京V37、札幌18

 

●2007年●

順位 チーム 勝点 得失 得点 失点
13 広 島 29 -16 35 51
14 千 葉 28 -03 34 37
15 大 分 25 -18 29 47
16 大 宮 21 -16 16 32
17 甲 府 21 -20 27 47
18 横浜F 11 -34 17 51

横浜Fが1弱で15位と16位の勝点差4。
特筆すべきは千葉以外5チームの得失点差の酷さ。
大混戦の中、最後に大分と大宮が残留枠に入ったケース。
最終的には広島、甲府、横浜Fが降格。

最終勝点:広島32、甲府27、横浜F16

 

●2006●

順位 チーム名 勝点 得失点 得点 失点
13 甲 府 28 -20 30 50
14 F東京 27 -04 39 43
15 広 島 26 -11 31 42
16 京 都 18 -25 30 55
17 福 岡 16 -17 23 40
18 C大阪 16 -24 29 53

前年に優勝争いしていたC大阪がまさかの最下位。
結局そのまま下位3チームが降格。

最終勝点:福岡27、C大阪27、京都22

 

●2005●

順位 チーム 勝点 得失 得点 失点
13 大 宮 28 -09 28 37
14 F東京 27 -02 29 31
15  柏 27 -04 28 32
16 大 分 25 -10 24 34
17 東京V 23 -25 27 52
18 神 戸 19 -23 24 47

大分が上がって、柏がズルズル後退して降格。

最終勝点:柏35、東京V30、神戸21

 

7年間振り返ってみたが、24節の時点で得失点が-10を超えているのは全24チーム。
そのうち降格したのは、17チーム。

というわけで得失点差だけなら、

 

大宮は70%の確率で降格

 

とはいえ残り30%に入って残留したチームもいるわけで、どうやって残留したのか。

 

2010年 神戸:ライバルであるFC東京がさらにひどかった。
2008年 千葉:東京Vが落ちてきた+6連勝するなど奇跡が起こった。
2007年 大分、大宮:落ちてきた広島がさらにひどかった。
2006年 広島:監督を代えた+若手台頭。
甲府:アウェーはボロ負け、ホームだけ異常に強かった。
2005年 大分:監督を代えた。いわゆる「シャムスカ・マジック」

こんな感じ?よくわかんねぇ(;´Д`)

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さてさて今年の順位

●2012●

順位 チーム 勝点 得失 得点 失点
13 川 崎 32 -03 32 35
14 C大阪 29 -02 32 34
15 G大阪 24 -04 46 50
16 新 潟 24 -12 16 28
17 大 宮 24 -20 22 42
18 札 幌 10 -42 19 61

ぱっと見て、15~17位の勝点が並んでいるのが不思議な状態。
得失点差だけなら、どうみても下位3チームで降格確定である。

 

今年は中位に2007年広島に相当するようなチームは無い。
なので15位から上のチームが大崩れすることはあまり期待できない。
(得失点差がマイナスひとケタで落ちたのは2005年柏と2008年東京Vのみ)

 

大宮は前半戦5勝4分8敗で勝点19、もし後半戦も同じなら勝点38。
38で落ちたチームは無いが、これは本当にギリギリな数字。
(どう考えても前半戦で浦和と清水に勝てたのはマグレに近い)

 

このままのペースで行けば、中位から落ちてくるチームがいない限り、
実質勝点-1の大宮が残留するのは、かなりキツイ!(;´Д`)

 

残留するには、札幌と新潟との直接対決で勝つこと。(引き分けは負けと一緒)
勝てるチャンスのある中位陣から勝点を拾っていくしかないでしょう。
(そのチャンスである川崎にすでに大差で負けてるのがなんとも・・・orz)