11月20日でJ1〜J3全てのカテゴリで2016シーズンが終了。2015年のJ2を共に戦った元大宮選手5名の2016シーズンをまとめてみました。
富山貴光(鳥栖)
同カテゴリ、鳥栖への移籍を選択した富山選手。開幕、第2節とベンチ外でしたが、3節には途中出場、4節には先発するなど徐々にフィット。完全にスタメンを奪うまでには至りませんでしたが、25試合に出場し5ゴールとまずまずの成績をおさめることに成功しました。
フィッカデンティ監督の続投とエース豊田選手の更新は既に決定済み。来季も手強い存在になりそうですね。
カルリーニョス・パライーバ(徳島)
大宮サポーターにとって衝撃の電撃移籍をしたカルリーニョス選手。開幕前に大怪我をしてしまい、徳島での初出場を果たしたのは13節と大幅に出遅れてしまいます。その後は先発に定着しますが欠場も多く、24試合で2ゴール3アシストという成績でした。
9位に終わった徳島、6位:岡山との勝ち点差は6。彼の復帰前は12試合で3勝しかできなかったので、如何に彼がチームにとって不可欠な存在か分かりますね。チームを率いた長島監督は退任が決定、次はどんなチームになるのでしょうか。
渡邉大剛(釜山→讃岐)
韓国2部:釜山アイパークから夏に電撃的に讃岐に加入した渡邉大剛選手。先発の座は確保しているのですが、チーム事情からポジションが固定されず、「CB以外全部のポジションでプレーしたんじゃないか?」と思うほど、毎試合別の場所で先発した半年間でした。
チームは昨季のカウンター1本槍からの脱却で攻撃力が向上するも守備がボロボロに。どうにかこうにか残留は果たしましたが、昨季(16位)より下の19位でシーズンを終えました。チームを率いる北野誠監督は長期7年目、去就は果たしてどうなるか。
藤井悠太(横浜FC)
開幕でスタメン出場を果たしたものの、第3節からはベンチスタートが続いた藤井選手。しかしシーズン中盤で右SB市村選手が怪我で離脱すると、その間にポジションを奪い先発に定着。23試合出場(うち先発17)とプロとして初めて充実したシーズンを送ることができました。
チームは監督交代のゴタゴタなど5〜6月の低迷期が響いて、残念ながらプレーオフに後一歩及ばず8位で終了。元大宮MF内田智也、DFアン・ヨンハ選手らの退団が決まっています。
片岡洋介(鳥取)
柱谷哲二監督が新たに就任し、新加入ながらチームの主将に任命された片岡洋介選手。個人としてはシーズン前半はCB、後半はボランチとして先発出場し続け、ほぼフル稼働でプレーしました。
しかしチームは初勝利を挙げたのが第8節と完全にスタートダッシュに失敗。その後も引き分け挟んで7連敗するなど立て直すことが出来ず、最後は大分の昇格をホームで見届けてブービーの15位でシーズンを終えることになりました。当然監督は退任、ベテラン中心に6名の選手が契約満了となることが既に決まっています。
来季は鹿島の植田直通を補強しろ。