見事な逆転劇で勝利をおさめたアウェイ名古屋戦。勝利となった1つの要因である右サイドの攻防=永井謙佑選手のカウンター封じについてまとめてみました。
内容
まずは前半について横谷のコメント。
横谷は、「全体的にパスが回らず、30点くらいの出来。特に前半の右サイドは攻撃の形を作れなかった」と苦戦を認めた。
これについて右サイドで縦の関係を組む奥井は…
奥井は「前半は相手MFの永井選手が守備を頑張ってきて、相手DFの安田選手を引き出せなかった。そのままで僕が上がると、自分の守るべきスペースを空けてしまうリスクの方が大きいと思った」
と、日本一の快速MF:永井選手のカウンターを考えてのプレーだったことを明かしています。
奥井が攻撃参加しないことで当然前の横谷は孤立、そのため右サイドの攻撃は前半全く機能しませんでした。しかし、奥井が上がらないことで永井選手のカウンターを封じることに成功したわけですね。(シュートとよべるのは前半14分の1本だけ)
そしてHTに渋谷監督が動きます。
Q.後半、奥井選手が高い位置でプレーする機会が増えました。何か修正したのでしょうか。
「名古屋さんには非常にスピードのある永井選手がいますので、ポジションを少し修正していました。対永井選手という点で、前半は守備面から考えていましたが、後半は我々がボールを持てるようになったため、攻撃面から考えてポジションを修正しました。それ以外は大きな変更はありません。ただ、名古屋さんは3戦連続でメンバーを代えておらず、色々な部分で疲弊してきていると感じたので、そういった部分を突ければと思っていました。
名古屋MF:永井選手は4月2日リーグ東京戦→4月6日YNC鹿島戦と2試合フル出場、中3日でこの試合を迎えており明らかに疲れが溜まっている状態。そのため後半であれば、CBやボランチでカバー可能と見て、奥井に守るのではなく攻撃に行くよう指示!
監督の狙いは的中。
前半溜まっていた鬱憤を晴らすかのように高い位置を取りガンガン攻撃に参加する奥井。永井選手は守備にも回らざるを得なくなり一気に消耗、するとスピードが無くなったことでカウンターの威力もなくなり、前半とは違う形で後半も彼を封じることに成功したというわけですね~。
結果的に功を奏したわけですが、ほぼ前半を捨てたわけですからあまり褒められたものではないのも事実。次節は奥井の上がりを前半でも1回は見たいものです。
なお OmiyaVision では奥井だけでなく金澤や横谷がもっと詳しく永井対策について話してくれています。興味のある方はゼヒ読んでみてください。
グランパスのコンディションは所沢さんのお見立てのとおりでした。
サッカーは90分の得点を競うゲームですからね(^_^)/
>サッカーは90分の得点を競うゲーム
さすがに中3日3試合はないですよね。(^^;