ネイツ・ペチュニクはＦＷとして使うしかないんじゃないの？って話。

今週は水曜開催もなくヒマなので、大宮サポーターが頭を悩ます、右ＳＨ：ネイツ・ペチュニクについてあらためて調べてみました。

内容

データから見るドリブル好き

まずは大宮に来る前の彼のプレー集から。

レッドスター・ベオグラード（２０１３～２０１４）時代

ジェフユナイテッド千葉（２０１５）時代（磐田、Ｃ大阪戦がほとんど）

動画を見て感じるのは「ドリブル」にこだわっているところ。

このドリブル好きは明確に昨季のデータ（参考:Football lab）にも現れており、

※２０１５年の９０分平均値

右ＳＨでスタメンの座を争っている横谷と比べて明らかに高いことが分かり、そして大宮のドリブラーである泉澤と比較すると「あまり効果でないドリブルをしていた」ってことまでもがなんとなく分かるかと。（千葉で似たポジションの井出選手は0.4）

ＦＷとしてドリブル突破するのは殆どが敵陣深くのため失敗しても許されるし、後ろにボランチも２枚いるのでカバー可能。しかし、右ＳＨとして出場している彼の後ろには基本的に右ＳＢしかいないため、ＦＷと違いカウンターの格好の餌食に。そのため「ネイツがボールを失う可能性が高いため、後ろにいる右ＳＢ（和田）は上がれない→彼のサポートに行けない→孤立してボールを失う」という悪循環…。

セルビアではあのドリブルが通用したのかもしれないが、日本人ＤＦには囲まれて奪われてまったく通用しておらず、むしろ奪いどころにすらなってなっている。かと言って今年３０歳になる代表経験もある選手にプレースタイルの変更を求めるのも無理な話。残念ながら２列目のＳＨとしては「怖くて使えない」と言ってよいのかと…

２トップだと活躍できないネイツ

もう一つ興味深いデータ、昨季千葉のネイツ起用時のＦＷについて。

※昨季ネイツは合計１４ゴール挙げていますが４つはＰＫ。

なんと純粋な右ＳＨとしてはゴール０！

一応、フォローとして彼が純粋な右ＳＨとして起用されだしたのはチームが迷走しだした夏以降ということもあるのですが…前が２トップだとゴールが生まれていないという事実は結構大きいのかな～。

結論

以上２つのデータ的に、あくまでも私的な結論ですが、

ネイツはＦＷとして使うしかないんじゃないの？

って話。でも大宮のＦＷはムルジャと家長が不動。そして江坂も急浮上、更にパスワークに長けた播戸、高さだけならナンバーワンの慎太郎もいます。

正直彼を使う必要性を全く感じないぞ…夏に放出される可能性もあるかもしれませんね。