8/12(月)にエルゴラの大宮担当:上野氏がTwitter で
大宮の原稿を上げました。小倉さんのTD就任から監督解任までの経緯の説明と、あと気になるのはノヴァ&ズラ。明日から練習取材が続くのでいろいろと聞いてきます。
とツイートし、その記事がサッカーキングに掲載されましたので解任の経緯だけ転載。(Web)
内容
「電撃」解任ではなかった監督交代劇…試される大宮の団結力
今回の解任劇、決して世間で言われているような 「突然」や「電撃」ではなかった。
7月の4連戦、過去に例を見ない猛暑に日々、ハードワークを要求される大宮のプレースタイルで、選手たちは疲労を極めていた。そんな中、「こんなに盛り沢山の練習メニューをやる必要があるのか」「さすがに2部練習はキツイ」という言葉が練習場で聞かれるようになった。戦術や練習方法において、監督と選手・コーチとの間に少しずつ溝が生まれていた。
そして7月17日のJ1第17節、ホームに川崎フロンターレを迎えた一戦。首位大宮と2位サンフレッチェ広島との勝ち点差は「3」。大宮は勝つか、あるいは引き分けでも首位のままリーグ後半へターンできる。選手の心理的負担を考えると、ここは何がなんでも首位で折り返したい。実はこの試合の前、記者の間で1つの予想シミュレーションが行われた。「最初からDF片岡洋介を投入して3ボランチを形成し、引き分けで逃げ切る」というもの。それには理由があった。練習取材でチームの調子が上がっていない現状を目の当たりにしていたからだ。
63分、川崎の大久保嘉人のゴールで2-2に追いつかれると大宮ベンチは動き出す。同時刻、広島は2-0と勝利を固めつつあった。仮に川崎に逆転されると首位交代となる可能性がある。FW清水慎太郎を投入して3点目を取りにいくか、片岡を投入して勝ち点「1」の僅差で逃げ切るか―。当時の映像を見ても、ベンチ内で議論が続いているのがよく分かる。ベルデニックは決断する。
3点目を奪う。
結果は、川崎に押し込まれ、守備に戻っていた青木拓矢がボックス内でハンドを犯してPKを献上。2-3と敗れ、得失点差で首位陥落となった。また昨季からサポーターとともに守ってきたホーム連続無敗記録も「13」で終わってしまった。スタンドからは大きな溜息があちこちで漏れていた。この試合後、大宮のフロントは動き出す。
4日後の21日、小倉氏のTD就任が発表される。新しい役職では、試合中にベンチには入れないという。ベルデニック監督と小倉氏の関係に、何らかの変化があったようだ。
小倉氏は、日本代表でイビチャ・オシム、岡田武史両監督をコーチとして支えるなど、指導経験は豊富だ。大宮躍進の最大の秘密は、ベルデニック監督と小倉氏の良き「補完関係」にあった。戦術に優れたベルデニック監督と、チーム対策や選手交代、また人身掌握術に長けた小倉氏とのシナジーが、ベンチワークの質の高さを生んでいた。1-0で勝利したさいたまダービー、浦和レッズの超攻撃システムを完封したマンツーマン・ディフェンスなどは小倉氏の貢献が高いと見られている。その関係が崩れてしまったのだ。その影響は、試合結果が物語っている。川崎戦の後の3試合、大宮はたったの一度も勝利していない。
8月10日のセレッソ大阪戦、またもホームで敗北。ついにクラブは決断し、ベルデニックは解任された。
これで解任の経緯は出尽くしたかんじですね・・・。
いろいろ言いたいことはあるとは思いますが、個人的には鳥栖戦を見守りたいです。