狙われたクロス対応検証その1:走りこんでくる選手に対応できない。

weakness

徳島戦に敗北し公式戦3連敗となったアルディージャ。相手の小林伸二監督が試合後に大宮の弱点であるクロスへの対応について語ってくれていました。そこで自分なりにどこが問題なのか調べてみました。

まずは徳島公式サイトより小林監督のコメントを抜粋して引用。

Q=大宮のウィークという話がありましたが、対策は狙い通りだったのですか?
A=『中3日ですが、しっかりと5枚入る時と6枚入る時を想定していました。相手も工夫をして来ていたのですが、セットプレーはチャンスでした。後半に上手く佐藤が決めてくれましたが、石井がその前に走っていてそこもフリーでした。セットプレーについては、マークについている選手を意識して、決め事としてやりました。

– 徳島ヴォルティス –

ゴールを決めたのは佐藤選手、彼には片岡がマークに付いていましたが上手く決められてしまいました。しかし、本当に問題なのは「石井選手がフリー」になっていることだと私は思います。

まずはCKを蹴る前の状態。あえてゴールエリアではなくペナルティエリアに固まる徳島の選手。そのためマークに行けない大宮の選手。

キャプチャ2

 

蹴った瞬間のシーン。赤丸の石井選手へのマークが外れてる!

キャプチャ3

 

ペナルティエリアにボールが飛んできた瞬間のキャプチャ。右の丸が石井選手、左の丸が佐藤選手。石井選手の後ろには横谷と菊地がいますが先に飛ばれているうえ、完全に前に入られています。更に左丸に隠れていますが、カルリーニョスの左、藤原選手のマークも外れていますね…。

キャプチャ

実際に決めたのは左丸の佐藤選手ですが、片岡がマークに付いていることもありかなり難しい体勢。コレは悔しいけど相手が上手かったというべきでしょう…。

このセットプレーで走りこんでくる相手に対応できない(マーク付けれない)問題は最近目立っており、

群馬戦(赤丸が決めた江坂選手)

gun

 

熊本戦3失点目(赤丸が決めた養父選手)

kuma

いずれもセットプレーで蹴る前に離れて位置取り、蹴る瞬間にゴールエリアに走りこんできて合わせてます。徳島はもっと露骨で6人が走りこんで来る徹底ぶり。もう完全に狙われてますねコレ。

そしてこの問題を調べるうち、ど~~~~しても目立つ選手が出てきてしまった。叩かれるの覚悟で近々書きたいと思います。