新たな攻撃パターンの誕生か?和田拓也の左足からのクロスボール

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本日発売のエル・ゴラッソに先制ゴールを決めたFW:播戸竜二の試合後インタビューが掲載。そのなかで、ゴールの起点となった左SB:和田拓也と事前に打ち合わせしていた内容が載ってましたので、以下、エル・ゴラッソより抜粋して引用。

内容

拓也には『できれば左足で上げてほしいと』と話をしていた。彼のプレーを見ていると、どうしても切り返して右足で上げるプレーが多い。右足で上げるとゴールに向かうボールになるので、中は合わせづらい。(中略)右に切り返したときも『ここに上げます』、『ここに入ってきてほしい』という話はしていたので、そこに行こうと思っていたら、また切り返したので、「おお、左で上げんねや」

– エル・ゴラッソ:紙面 –

 

●参考動画

 

 

和田は右利きなので精度の高いボールを蹴るためには右で蹴る。しかし、左から右足でクロスを上げると自然とゴールに向かうボールとなるため相手GKが触りやすく、FWが合わせにくいボールになってしまう。左足であればゴールから離れるボールとなるため相手GKが触りにくくFWが合わせやすいボールとなるわけですね~。

 

今までの大宮は右サイド(家長&大輔 or 今井)からしか攻撃の起点が作れず、相手も分かっているため右を封じられるとせいぜい左SH:泉澤の単独突破に頼るぐらいしか攻撃パターンがありませんでした。今回の和田クロス→播戸ヘッドゴールは大宮に新たな攻撃パターンが誕生したと言ってもよいのではないでしょうか。

 

今回のゴールで和田自身も左足での感覚を掴んだことでしょうし、今後大宮と対戦する相手は右だけではなく左からの和田の上がりにも対応しないといけません。今回のゴールはこれからの戦いに向けてむちゃくちゃ大きな出来事となった気がします。