大熊清監督のサッカーに家長昭博とラドンチッチは不要!!

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某掲示板に「大熊サッカーと家長昭博とラドンチッチは合わない」との書き込みがありました。そこで「大熊清監督の創るサッカーとはどのようなものなのか?」を調べて整理してみました。

内容

 

まずは大熊監督のサッカースタイルが分かりやすくウィキペディアに掲載されていましたので、抜粋して引用。

内容

戦術・指導法

東京ガス/FC東京でコーチを務めた倉又によれば、大熊は、チームメート間での競争意識を持たせる練習と、チーム内で勝てない選手は試合に出られないという起用法を貫き通し、選手には運動量と玉際で戦う姿勢を要求し続けた。U-20日本代表やFC東京で大熊の指揮の下プレーした今野泰幸は、大熊が徹底していることはサッカーの本質であり、サッカー選手として当たり前にするべきことであると自著で記している。 また、全員守備を志向し、得点力や足元の技術を持ち味とし攻撃的なポジションに配されるような選手であっても、守備やサポートの動き出しを怠れば容赦なく怒声を浴びせる。

運動量・球際に厳しく・守備第一と、やはり今と変わらないですね~。

 

続いて監督が大宮より前にJを指揮した2011年:FC東京の基本布陣。

 1401154489ae86c3906e928d318cbf57749a07673f石川選手のところには矢澤選手も入りますが、これが基本。

 

ルーカス選手は高い守備意識を持つ運動量豊富なストライカー。田邉選手はサイドバックもこなすスタミナ抜群のドリブラー。石川、梶山、羽生、高橋秀、森重、徳永選手ら日本代表経験者がズラリ。とにかくみんなよく走り守備ができる選手ばかりです。

そしてルーカス選手を除けば、皆2010年から所属していた選手です。

 

特徴的なシーンがいくつかありましたのでご紹介。 

まずは 2011/9/28:北九州戦。

 http://www.youtube.com/watch?v=q2w3Kc1LWV8

自陣で相手CKをルーカス選手が跳ね返し、相手選手がセカンドボール奪取をミス。そのボールを羽生選手へ繋いだとたん東京の選手6人が猛ダッシュ!!

惜しくもゴールにはつながりませんでしたが、目の覚めるような攻守の切り替え。

 

続いて 2011/10/2:徳島戦。

 http://www.youtube.com/watch?v=pKgSJ-m8_U0

中盤でボールを奪取して前へ送るとボールキープして2列目の選手へパス。さらに石川選手が大外から上がってきてシュートをしてゴール。 どちらもすごい運動量が求められるサッカーです。

 

上記のように大熊監督のサッカーは「豊富な運動量を活かした前から守備、奪ったボールからのショートカウンター」と言ってよいサッカー。ポイントは運動量と守備意識。この2点が欠けた選手は大熊サッカーには絶対に合わないことが分かります。

 

では、なぜこのサッカーが大宮できないのかといえば、 

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1:FWが高さを求めるあまりスピード&決定力が無い。

2:新加入の選手ばかりで中盤で連係が取れない。(家長・橋本・増田)

3:スピード&スタミナに難がある選手がいる。(家長・大剛・橋本・横山)

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特に2011年のFC東京でいう羽生選手にあたる最重要ポジション・トップ下を担うのは家長。彼は羽生選手と真逆ともいえる選手、これではうまく行くはずがない。

 

大熊監督の求めるサッカーを実現させるにはどうしたらよいかといえば…。

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1:家長・大剛・ラドンを外す。(橋本は未知数)

2:スピードタイプで守備もいとわない決定力のあるFWを獲得すること。

3:プレスできない選手を外すこと。(特に横山)

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以上3つを実行すれば、いずれは2011年の東京スタイルになるでしょう。

 

ただし! 完成したところでJ1に通用するチームになるかは不明です。

J1では通用しないと判断してFC東京は彼を退任させましたから…。orz